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ガラスの種類って?

★複層ガラスの種類
★格子入り複層ガラスの種類
★フロートガラスについて

フロートガラス(透明ガラス)は、一般によく使用されるガラスです。
ガラスの基本になるのがこのフロートガラスで、俗に言う強化ガラス・防音ガラスなどもフロートガラスを加工して作られます。

★フロートガラスの価格

フロートガラスは中でも主流の種類で、通常最も安価な種類のガラスです。
ただし、ガラスの厚み・大きさによって値段が変わってきます。
当然、大きなガラスは値段が高く、同じように厚みが厚いほど値段が高くなります。

★フロートガラスの厚み

フロートガラスはよく使われるガラスなので、厚みの種類は豊富にあります。
(2mm 3mm 5mm 6mm 8mm 10mm 12mm 15mm 19mm)
窓によく使用されるのは、3mmか5mmが最も多く、違いとしましては3mmは割れやすく5mmは割れにくいです。
2mmはとても薄いので、通常屋内の食器棚や建具に使用されます。
窓ガラスにすると、台風などの時はとても耐えれずに割れてしまいます。
テーブルの上にガラスを乗せる(テーブルトップとして使用する)場合は5mm以上が必要になります。
19mm以上の厚みを必要とする場合、ガラスとガラスを張り合わせて合わせガラスにすることでより厚いガラスにすることも可能です。

★フロートガラスの製作範囲

フロートガラスの最大製作寸法は、ガラス製造工場の機械の大きさによって変わってきます。
また、2mmや3mmなど薄いガラスは割れやすい為あまり大きなガラスは作れません。
ガラスを販売する場合は、たいてい規格のサイズ(作り置きガラス)から切り出して販売します。
規格サイズの寸法は、一番大きいもので2438mm×3030mmでこの範囲内であればどんな大きさでも可能です。
※2mmと3mmのガラスは薄いため、2mmガラスは813mm×914mm、3mmガラスは1219mm×1829mmと小さめの規格となっています。

★フロートガラスの略称

ガラス業界では、フロートガラスのことをFL(えふえる)と呼びます。
例えば5mmのフロートガラスならFL5(えふえるご)3mmのフロートガラスならFL3(えふえるさん)と言います。
このように、ガラスは略称で呼ばれることもあります。

★フロートガラスの耐熱温度

ガラスの耐熱温度は『常用温度』と『最高使用温度』という2つの表し方があります。
簡単に言いますと、急激に熱した場合と、連続で熱した場合では割れる温度が違うと言うことです。
フロートガラスの耐熱温度は、常用温度110℃、最高使用温度380℃となっています。
沸騰したお湯(100℃)をかけても割れないということになります。

★フロートガラスの耐熱温度

ガラスの耐熱温度は『常用温度』と『最高使用温度』という2つの表し方があります。
簡単に言いますと、急激に熱した場合と、連続で熱した場合では割れる温度が違うと言うことです。
フロートガラスの耐熱温度は、常用温度110℃、最高使用温度380℃となっています。
沸騰したお湯(100℃)をかけても割れないということになります。
ただし、ガラスは急激な温度変化には弱いので急激に冷やすと割れてしまいます。

★フロートガラスの使用箇所

フロートガラスは、一般の住宅の窓ガラスによく使われています。
ここ最近、一般住宅では複層ガラス(結露防止ガラス)が主流になってきていますので、窓ガラスにフロートガラスを使うところは少なくなってきましたが、複層ガラスが登場する今から10年ほど前までの住宅の窓ガラスはほとんどがこのフロートガラスでした。
フロートガラスは、厚みの種類が多くさらに強化ガラスと違い穴あけ・切断等の加工がしやすいなどとても万能なガラスの為、あらゆる場所に向いているガラスだと言えます。
需要が多いのが、やはり窓ガラス・テーブルの天板(テーブルトップ)などです。

★強化ガラスについて

強化ガラスとは、フロートガラスに熱処理(約 700℃)を加えてから急激に冷却したもので通常のガラスの4倍ぐ程度の強度があるガラスのことです。
ここで一つ強化ガラスの防犯性にについて、お伝えしておかないといけないことがあります。
実は、強化ガラスはまったく防犯性がありません。
強化ガラスは表面を熱し、冷却して表面に薄い膜が出来ることで強度を上げているのですが、実はこの膜(約0.2mm)を破壊してしまえば粉々に砕け散ってしまうのです。
自動車の脱出用のハンマーをご存知の方には分かると思いますが、とがったもので強化ガラスを叩くとあまり力をかけることなく割ることが出来てしまうのです。
つまり、強化ガラスは簡単に割りやすく泥棒にとっては格好の獲物ということになります。
しかも、通常のガラスと違い粉々になる為とても安全で泥棒もけがすることなく安心して泥棒に入ることが出来てしまうわけです。
これが、みなさんが誤解してしまう強化ガラスの特性です。
しかし、強化ガラスは割れる時に粉々になるから安全なのです。
フロートガラスは、刃物のように鋭く割れますのでとても危険です。
車のフロントガラスもこの強化ガラスを使用していて、割れた時に粉々になり破片が人に刺さらないようにしています。
お子さんがいる場所や、スポーツなどで割れる危険性のある場所のガラスは強化ガラスにすることをお薦めいたします。

★強化ガラスの厚み

強化ガラスの厚みの種類は、フロートガラスと違って薄い2mm・3mmがありません。
いくら強化ガラスでも、2mm程度の厚みではすぐに割れてしまうからです。
厚みは(5mm 6mm 8mm 10mm 12mm 15mm 19mm)の7種類で、これ以上の厚みを必要とされる場合はガラスとガラスを張り合わせて合わせガラスにすることでより厚いガラスにすることも可能です。
ちなみに車の横面の窓ガラスは5mmがほとんどです。

★強化ガラスの製作範囲

強化ガラスは、フロートガラスを熱して作られるため最大寸法はフロートガラスと同じになります。
フロートガラスの規格のサイズ(作り置きガラス)の最大寸法は、2438mm×3030mmなのでこの寸法が最大です。

★強化ガラスの略称

ガラス業界では、フロートガラスをFL(えふえる)と呼ぶように、強化ガラスをTP(てぃーぴー)と呼びます。
例えば5mmの強化ガラスならTP5(てぃーぴーご)と言います。
このように、ガラスは略称で呼ばれることもあります。

★現在の国内ガラスメーカー
※他にも特殊なガラスメーカーは存在します
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